ゴルフのスコアアップで最も重要と言われる“グリーン上の技術”。
しかし、多くの初心者が見落としがちなのが 「グリーンの状態」 です。
特に覚えておきたいのが
コンパクション(硬さ) と スティンプメーター(速さ=フィート)。
これらを理解してプレーすると、パターのタッチやアプローチの落とし所が劇的に変わります!
■ コンパクションとは?
グリーンの「硬さ」を表す数値 のこと。
一般的には「コンパクションメーター」という専用器具を使い、グリーンに落とした時の沈み込み具合を測定します。
●コンパクション値の目安
- 6〜8:柔らかい(雨上がり・水分多め)
→ ボールが止まりやすい - 8〜10:標準
→ 多くのコースがこの範囲 - 10~12:硬い(乾燥・トーナメント仕様)
→ ボールが弾かれて止まりにくい
●コンパクションで変わるショット
- アプローチ: 硬いとスピンが効きにくく、ランが多くなる
- パター: 硬いと転がりが伸び、タッチ調整が必須
- ピッチショット: 落とし所の選び方が変わる
初心者こそ、カップ周りの「硬そう・柔らかそう」を目視でチェックすると成功率が上がります。
■ スティンプメーター(フィート)とは?
グリーンの速さ(どれだけ転がるか)を表す数字 です。
“フィート”という単位で表現され、数字が大きいほど速いグリーンです。
●スティンプの目安
- 7〜8フィート:遅い(地方コース・冬場)
- 9〜10フィート:普通
- 11〜13フィート:速い(大会仕様)
※プロトーナメントは 12〜13フィート が多く、初心者にはかなり速く感じます。
●フィートによるプレーの違い
- 速いグリーン(11〜13)
→ 軽いタッチ、ショートパットでライン重視 - 遅いグリーン(7〜8)
→ しっかり強め、直進性重視 - 中速(9〜10)
→ 多くのコースで標準
■ コンパクション × スティンプ でプレーが変わる!
実は、この2つの組み合わせが最重要ポイント。
●①硬い × 速い(トーナメント仕様)
- 滑るように転がる
- アプローチは「手前から低くランを使う」のが基本
●②柔らかい × 速い
- 球が止まりやすくて転がる
- タッチは繊細に
●③硬い × 遅い
- 跳ねるのに転がらない、初心者が最も苦手
- 高めに上げるアプローチが必要なことも
●④柔らかい × 遅い
- 初心者に優しい
- しっかり打ってOK
■ ラウンド前にできる「簡単チェック方法」
グリーンの難易度は、最初の1〜2ホールで把握できます。
●パターで「1mの距離」を打って確認
- 転がりが長ければ → 速い
- すぐ止まれば → 遅い
●アプローチで1球打ち、落ちてからの弾み方を見る
- 高く跳ねれば → 硬い
- すぐ止まれば → 柔らかい
この2つを意識するだけで、スコアが5打変わることもあります。
■ まとめ:グリーンの状態を知れば“3パット激減”!
- コンパクション=硬さ
- スティンプ(フィート)=速さ
- この2つを理解すると、
→ アプローチの落とし所
→ パターのタッチ
が安定してスコアが縮まります。
初心者こそ、ラウンド前にグリーンの状態をチェックしてみてください!

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